立派なみかんの木が一日でwwwww

毎朝、畑を回ってイノシシが侵入していないかチェックするのが日課と

なっているのですが、

今日は様子が大きく変わっている木がありました。

沢山果実を生らせてくれている高さが3mくらいある大きな温州みかんの木

なのですが、随分小さくなっているような気がしたのです。あれ?どうしたんだろう?

っと思って近づいて見ると大変なことになっていました。

直径30cmくらいある大きな幹の根本が裂けていたのです。

恐らく上の方に生っているみかんを食べようとして大きなイノシシが木に登ったの

だと思います。その重さで裂けてしまったのでしょう。

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他にも、上を向いているはずの枝が下にひん曲げられてみかんが食べられて

います。

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無理やり下に押し曲げられたので枝の根元にはヒビが入ってしまっています。

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こちらの枝も下に向かって引き裂かれています。

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こちらの枝は凄い力で引きちぎられています。

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こっちの枝はボキッて折られています。。。。

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そしてこっちの枝は噛み切られていました。

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こちらは噛み切ろうとガジガジやったようです。

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とても立派な大きなミカンの木だったのですが。。。。

果たして復活できるのでしょうか?本当に無残な状態にされてしまいました。(涙)

みかんを食べられるだけでも頭に血が登っちゃうのに、木まで滅茶苦茶に

されちゃって。。。。。

お前だけは絶対に許さね~!とっ捕まえてやる!!”って叫んでました。

急いで罠を取りに家に戻って、6箇所に罠を仕掛けました。

ところが不穏な空気を感じたのか?翌日から彼?はやって来ないのです。

狩猟期間に入って、誰かが捕まえてくれたのかもしれません。

それにしても、今回はショックでした。こんなことが続いたら心が折れちゃい

そうです。

 

 

 

 

 

 

ミカンは皮ごと食べましょう!

先日、ご贔屓にして下さっている東京のお客様からメールを頂きました。

うちのミカンを皮ごと召し上がって下さっているとのことでした。

もちろん、うちのミカンはJAS法で有機栽培で使用が認められている農薬

でさえも一切使っていませんので安心して召し上がって頂きたいのですが、

気になるのが味ですよね~。。。。

なんたって今一番憎たらしいイノシシでさえ、ちゃんとミカンの皮を剥いて

食べるのですから。。。

でも、下の記事にあるように皮ごと食べるのがとっても体に良いそうですよ❤

どうしても苦手な方は、食べた後の皮を天日干しして、後で煎じてお茶として

飲んでも良いようです。

mikan kawagoto

さて、今年の第一回は、「みかん」の話です。

「犬は外を駆け回り、猫はこたつで丸くなる」。みなさんも、こたつでテレビを

見ながらみかんを食べた思い出があると思います。実は、みかんにはすごい

力があるんです。

この季節、八百屋さんの店先には、いろいろな種類のみかんが並んでいます。

どのみかんにするか、と考えてしまうこともあると思いますが、大切なのは、

温州うんしゅうみかんを選ぶことです。というのも、海外から輸入されるオレンジやレモン

とちがい、日本で作られている温州みかんにしか含まれていない大切な成分が

あるからです。

漢方薬では、温州みかんの皮も使います。「陳皮ちんぴ」は、温州みかんの皮を乾燥

させたものです。この温州みかんの皮には、発がん抑制作用や血流改善作用

などの力を持つというヘスペリジンが含まれています。このヘスペリジンは、

オレンジやレモンには、ほとんど含まれていません。せっかく買うのでしたら、

ヘスペリジンを多く含んだ温州みかんがおすすめです。

この陳皮が含まれている六君子湯(りっくんしとう)は、がん治療の現場で抗がん

剤による食欲不振の治療に活用されています。

夏みかんやダイダイの未熟果実も、漢方薬として使われています。この未熟果実

は、「枳実きじつ」と呼ばれています。主成分はリモネンで、アロマセラピーでは、リラックス

効果があるとされています。

この枳実は、精神的ストレスを和らげる効果がある半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

に含まれています。

 

陳皮 六君子湯、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)など
枳実 半夏厚朴湯、四逆散(しぎゃくさん)、五積散(ごしゃくさん)など

 

漢方医学を活用して、自然の力で体を健康にすることが大切です。そのためには、

みかんを食べるときは甘い実よりも、皮の部分が大切なようです。そこで、わたしは

皮をよく洗って、皮ごとみかんを食べるようにしています。実の甘さと皮の酸っぱさが

合わさり、意外とおいしくいただけます。そのうえ、みかんの力をすべて使うことがで

きるからです。ぜひ、試してみてください。

君は宿泊はもちろん出入りも禁止です!

2日振りに、みかんの収穫に畑に行ったら、土をゴゾゴゾした跡があったのです。

もしや?っと嫌な予感がして駆け足でみかん山を登って行ったら。。。。

既にイノシシがあちこちの木を食べまくってました~~~~。(涙)

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収穫はひとまずお預け。これ以上の被害を防がねばなりません。

兎に角、どこから入って、どこから出て行ったのか調べることにしました。

段々畑のてっぺんに登って畑の外周の柵をチェックしながら降りて行きました。

するとこんなものを見つけました。怒りで手が震えちゃっています。

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“神聖なうちのみかん畑で大きなうん◯までしやがって。。。。”などとブツブツ

言いながら、さらに下って行ったんです。

すると目の前の草がガサガサ音がして、突然イノシシが飛び出して来た

のです。

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まるで馬が走り去るような足音を立てて、物凄い速さで畑を横断して

柵に激突しながら山を降りて行きました。

いやぁ~ビックリしたのなんのって。。。腰が抜けそうになりました。

真っ昼間にうちの畑にイノシシがいたのですから!

通常イノシシは昼の間、ねぐらで眠っていて、日が落ちてから活動を

始めます。

???

ってことは、美味しいみかんが沢山生っているうちの畑を新しいねぐらに

して、寝てたってことですか?

確かに、うちの畑は草が生えてるから隠れる場所はいくらでもあるからね~。

でも、君は出入り禁止です!もちろん宿泊は厳禁です!!

その後すぐに、出入り口は厳重に封鎖いたしました。

 

 

 

 

クズどもが畑にやって来ちゃったwwww

この花なんの花かご存知でしょうか?

葛の花

そうなんです。“クズ”の花なのです。

漢字で書くと“”です。根が“くず餅”とか風邪薬の“葛根湯”の原料になる蔓性の植物です。

隣の荒廃園から、うちのみかん畑に侵入して来て夏になると地面を被ってしまいます。

油断すると、みかんの木に巻き付いて木を覆ってしまう厄介な草なのです。

とても繁殖力が高く、地下茎で増殖するので葉っぱを刈っても簡単には退治できないのです。

厄介な草が侵入して来て困っていたのですが、調べてみるとこの草、“マメ科”なのです。

ってことは根粒菌が窒素固定をしてくれるってことですよ!!

肥料を与えない自然農にとっては、貴重な窒素の供給源になってくれるのです。

ミカンの木を覆うのさえ注意してやれば、土を肥沃にしてくれて秋には枯れてしまうので、

意外とこの草、いいんでないの!

実際、この草が地面を覆っているみかんの木たちは、とても元気が良いです。

さすがに葛が地面を覆っている畑はあまり無いと思いますが、試してみる価値はある

と思います。しばらく経過を観察します。

 

 

 

 

 

環境が整いつつある?かも知れない。

この木。我が家の裏庭に一本だけある柚子の木なんです。

無肥料の柚子の木

すごく元気でたくましい木に見えませんか?果実も毎年沢山生らせてくれます。

実はこの柚子の木。

ずーっと放ったらかし状態で肥料も農薬も一切与えていないのです。

不思議ですよね~。

畑のみかんの木は人があれこれお世話しないと健康に育たないのに。。。

同じようなことが、耕作放棄地の畑にもかかわらず元気に育っている木を

時々見かけて、頭のなかで“テツ&トモ”が歌い始めるのです。

♪何でだろう?♫何でだろう?♬

みかんの木も普通の植物ですから、環境さえ整えば人があれやこれやお世話を

しなくても、自分の力で健康に育っていくのです。

その環境を整えるとは。。。

植物や微生物、昆虫などの生物の多様性を高めること。

多様な植物種が住むことによって、多様な微生物が増え活性化します。

この微生物たちを肥料や農薬の代わりとして利用するのです。

例えば施肥をして土壌に窒素が沢山ある時には、窒素を沢山消費する微生物

が増え、逆に窒素が少ない時には窒素を供給する微生物が増えます。

みかんの木の下草はミカンの木と養分競合を起こすとして、刈られますが

多様性が高まると、窒素循環を促進し、逆に養分を供給するのに役立つのです。

 

燦燦農園では、4年前から全園にて自然農に取り組み始め、施肥量を大幅に減らす

代わりに微生物による窒素循環を促進させるため、多種多様な草を生やすことに

注力して来ました。

当初はこの大きな環境の変化に適応出来ず、老木が枯れたり、養分欠乏状態と

なり、葉先が黄色くなり落葉するなど著しく衰弱する木が続出し、大変な状況に

陥りましたが、時間が経ち生物の多様性が高まるに従い、みかんの木たちも次第に

元気を取り戻して来ています。

みかんの木たちが本来持っている力を発揮し、肥料や農薬に頼ることなく自然の循環

の中で健康に育っていくことができる環境が整いつつあると感じています。

この本で有名な福岡正信氏の次の言葉が真実を言い得ているかも知れません。

福岡正信 1

 

福岡さんをご存知無い方はこちらをどうぞ