アボカドを育てています。

昨年就農してすぐに、アボカドの栽培を始めました。


アボカドは世界一栄養価の高い果実である上に、美容効果もあるそうで近年輸入量が増大しているそうです。近くのスーパーで売られているのはメキシコ産と書いてました。
国産のアボカドって食べたことありますか?
国内でアボカドを栽培している農家は非常に少なく、ほとんど流通していないのではないでしょうか?
和歌山県の“橋爪農園”さんがネットで販売されているのですが、昨年は“あっ”という間に完売になってしまっていました。なかなか手に入れるのは難しいです。
アボカドはミカンがなる地域で栽培できるそうで、マンゴーなどと違って特別な施設もいらず、あまり手間をかけずに育てることが可能なのだそうです。
そうは言っても、現実に国内で栽培している農家があまりいないと言うことはそう簡単ではないのでしょうね。
うちのアボカドは今春、鉢から畑に植え変えるつもりでしたが、もう一年鉢で大切に育てて体力をつけて、来春植え替ます。
数年後、アボカドの実がなることを楽しみにしています。

ソルゴーを蒔きました。

海っぺりに“まりひめ・ネーブル・レモン”を植えている畑があるのですが、風が強いためか昨年、“かいよう病”という病気に沢山やられてしまいました。
もっともどれも“かいよう病”に弱い品種のようですが。。。
その対策として、今年は雑誌“現代農業”に出ていた“ソルゴー”と言うイネ科の1年生の草を植えて即席の暴風垣を作ってみることにしました。種はアマゾンで1? 1,000円くらいで売ってました。


<ソルゴーの芽が出てきて道のようになっています。>
5か月ほどで3M近くまで大きくなり、風を防いでくれる上、最後は刈り取って緑肥になるそうです。
また、ナス畑の周りにソルゴーを植えると天敵の住処となり、農薬を大幅に減らすことができるとのこと。ナスを植えている農家の方に少し差し上げました。
早く大きくなって風を防いでくれると助かります。

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みかんの赤ちゃんが。。。。

みかんの花の命も短いですね。
花びらが茶色く萎れて落ちているものが目立ちます。
花びらの落ちたあとを、よーく見ると。。。。
みかんの赤ちゃんが出来ています。
まだ、めしべの柱頭をつけていますよ。


この赤ちゃんたちを守り、無事に育て上げるのが僕の仕事です。

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重曹を散布しました。

今日は灰色かび病の防除のため“重曹”を散布しました。
灰色かび病とは、落弁期に花びらが幼果にくっついて、そこにカビが生えて果実の皮に障害を起こす病気なんだそうです。


<嫁さんが散布してます。>
“重曹”ってご存知でしたか?私はよく知らなかったのですが。。。。
重曹の正式な名称は、炭酸水素ナトリウム。
環境ホルモンが含まれていないので、人体に害がなく、地球環境にも優しく、安全性の高い物質で、私たちの周りでは、古くから、ふくらし粉などの食品や、胃薬などの医薬品として利用されているのだそうです。
お酢と同じで、特定農薬になるそうです。
特定農薬とは?
「2002年(平成14年)12月に改正された農薬取締法に設けられた制度で、有機栽培で用いる農薬の代替資材の法律上の名称である。」との事。
何故、重曹を使うことにしたかというと、」化学合成農薬に比べてやや劣るが、無散布に比べて効果があり、実用性がある」との和歌山県の果樹試験場のレポートを読んで、早速試してみることにしました。
高温多湿になると発生しやすいそうで、これから天気が不安定になりそうなので、ちょいと心配。
無事防除できると良いのですが。

訪花害虫 ハナムグリ

雨上がりの畑に行ってみると、虻とは違う低い羽音の昆虫が花を巡って飛んでいました。
しばらく追いかけてやっと花にとまったところをカメラでパシャリ!。


こ奴が花の中にある、将来みかんになる子房という部分に、傷をつける訪花害虫こと“コアオハナムグリ”なのです。
カナブンの仲間のようです。