サルノコシカケにヤラれました。

夏ごろまで、とても元気だったミカンの樹が、急に葉が黄色くなって
衰弱し始めたので、根本の草をどけたらこんな状況になっていました。
“サルノコシカケ”が生えています。

普通のキノコは感染力が弱いので生きた樹木には生えないのですが、この
サルノコシカケは生きた樹にも感染して、樹の養分を奪って枯らせてしまう
のだそうです。
そして一度感染すると、治癒させるのは難しいようです。
昨年も一本このサルノコシカケに感染して枯れてしまったのですが、養分を
取られて樹の内部がスカスカになっていました。
これが樹に生えていたサルノコシカケです。

裏はこのように真っ白です。

このサルノコシカケ、煎じて飲むと体に良いそうです。
大切なミカンの樹を枯らしたこの憎きサルノコシカケめ、熱湯攻めにして
飲み干してくれようぞ!覚悟しておけ![emoji:e-258]

天然のミネラル肥料

昨日は冬型の気圧配置が強まり、北西の強い季節風が吹いて海がかなり
荒れました。と言ってもそこは瀬戸内海。これでも荒れてます。

そして今日、海からすばらしいクリスマスの贈りものが届いてました♪

わずか30分ほどで、軽トラ2台分の海藻が集まりました。

天然のミネラル肥料です!しかもタダ[emoji:e-2]
海藻肥料は買うと滅茶苦茶高いんです。
これから海が荒れた翌日は海藻集めに勤しみま~す。

“パワー”を感じます。

冬至を過ぎて、日中の長さがすこしづつ長くなってきますが、これからが
寒さの一番厳しい時期を迎えますね。
みかんの畑では、嫌というほど生い茂っていた雑草たちが朽ち果てて、茶
色く変色している一方で、芽を出してこれから大きく育っていこうとして
いる草たちがいます。
何と言ってもその一番手は“ヨモギ”でしょう。

次はこの“カラスノエンドウ”ですね。

他にも多種多様な草たちが寒さに負けずに芽を出しています。厳しい環境の
中で成長していく植物には底知れぬパワーを感じます。
そして、この方。
紫色の蕾をつけてこれから花を咲かそうとしています。何というパワー
でしょう!

やはり、“檸檬”はだてに難しい漢字を使っていません。
他の柑橘にはないパワーを持ってますね♪(笑)

“骨粗鬆症予防”にミカンがいいそうですよ!

お世話になっている東京のお客様から情報を頂きましたので、ご紹介しますね。
今日の朝日新聞の記事です。


骨粗鬆症予防にミカン 黄色い色素が骨を増やす
ミカンをよく食べると骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を予防できる
らしいことが、果樹研究所の杉浦実主任研究員らの研究でわかった。
ミカンを黄色くする色素であるβクリプトキサンチンが、骨を増やし
たり、減少を抑えたりしていると考えられる。20日付米科学誌プロ
スワンで発表した。
女性が閉経してホルモンのバランスが変わると、骨粗鬆症にかかり
やすくなる。一方、杉浦さんらが温州ミカンの産地の一つ、浜松市の
三ケ日町地域で行ってきた研究で、ミカンを多く食べる女性は患者が
少ない傾向もわかっていた。
そこで、この地域の閉経後の女性212人で、βクリプトキサンチン
の血中濃度と骨粗鬆症の関連を調べたところ、ミカンを毎日4個食べる
ことに相当する血中濃度の人は、ミカンを食べない日がある人よりも、
骨粗鬆症にかかるリスクが92%低いことがわかった。
果物などに含まれる色素の骨粗鬆症予防効果が明らかになったのは
世界で初めてという。

リスクが92%も低減するなんて素晴らしい発見ですね。
生産者としても嬉しいです♪