岩場の松の不思議

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海岸端の道路を走っていると、岩場に松が生えているのをよく見かけますよね。

何でこの松枯れないで育ってるんだろう?って気になって。。気になって。。
眠れなくなちゃうんです。
塩による塩害のことよりも、いったい養分をどこから得ているのかが不思議なのです。
独立栄養生物である植物は“水”と“二酸化炭素”そして“太陽光”および“無機養分”によって
光合成により有機物を合成しています。
しかし、この無機の養分が不足すると光合成が出来なくなってしまうのです。
山の樹ならばともかく、この何もない岩場のどこから“無機養分”を調達しているので
しょうか?
ひょっとして海水?
調べてみると、岩に含まれている養分を利用しているようなのですが、松の根だけではこれを利用する力が無いので、“菌根菌”という微生物と共生することによって、松は岩場に含まれる無機養分を受け取り、微生物は松から光合成により出来た有機物を受け取っているのだそうです。
この共生関係は植物が海から陸に進出した太古の昔から続いているそうですよ。
この菌根菌。土壌が過栄養の状態時には繁殖できないそうで、更に農薬によって死んでしまうので、今の多くの畑ではこの菌との共生は出来ていないのです。
と言うことはうちの畑では共生できる条件が揃っているということですね♪
早く増えて共生してくれないかしら。。。

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