昨日、私たちの村の“とんど祭り”が17年ぶりに復活いたしました!
“とんど”の作り方は村毎にまったく違っていて、私たちの村のとんどを
作れる人が僅か数人となり、どの人もかなりの高齢となっているので、
伝統文化の承継のため、1年でも早く復活させ若い人達にその技術を
伝えることが焦眉の急となっていたのです。
昨年の瀬戸内しまのわで村を元気にしようと結成した“クチスボオール
スターズ”のメンバーが人と人とを絆ぐ触媒となって、17年間中断して
いた“とんど祭り”の開催にこぎ着けることが出来ました。
出発前、磐座八幡神社の神官に祝詞をあげて頂きました。
一人がとんどの歌を歌い、他の人達が全員であいの手を入れながら歌に
合わせて引っ張ります。歌の節回しが難しい上にとんどを引っ張るタイミン
グも決まっているので、長老に“違う!”と再々怒られました。
怒られながらも和気あいあいとみんな笑顔で楽しそうに歌いながらとんどを
引っ張ってました。
神社の池の土手に到着。そこで火をつけて燃やしました。
長老に教わりながら3日かかって作りましたが、あっという間に燃えて
しまいました。
村の老人クラブが主催となり、今後も毎年実施してくれることになりました。
まだまだ参加人数が少ない小さな小さなお祭りですが、これから年々輪を
広げて行って、よその村に負けない賑やかなお祭りに育てて行ければと
思っています。