今年からホームページを立ち上げて、本格的に直販を始めたわけですが、
これまでの流通への出荷と全く気持ちが違います。
流通への出荷だと、どうしても最終消費者に対する意識が希薄になって
しまうと言うか、あまり意識出来ていませんでした。
もちろん良いものを作らなければ、流通での評価点（味、等級、階級等）が
下がってしまうので、良いものを作るということに関しては何等変わりは
ありません。
でも、自分たちが丹精込めて作ったみかんを“どこの誰が食べて、どんな感想を持ったのか？”と言うことが分かるのと、ただ点数で評価されるのとでは
みかん栽培に対する気持ちが変わり、行動が変わりました。
具体的には、
?選果機による選果を止め、手選果に戻しました。
みかんに不要な刺激を与えて、傷みやすくしたくないという思いからです。
?収穫時期が遅くなりました。
流通に出している時は、早さが大事です。早く出すほど値段が良いのです。
でも、今は早さよりもおいしさ優先です。一番おいしく熟した頃に収穫して
います。