竹を枯らしています。 

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今年はタケノコを沢山食べました。自分で採った上に、ご近所さんからも頂いて、もう食べ切れないほどでした。そんでもって採れたてなので、これがまたおいしいんだなぁ~。


そんなタケノコを提供してくれる竹林なのですが、私にとっては悩みの種なのです。
うちの畑の周りも耕作放棄地が増えていて、そんな荒らしている土地には、必ずと言っていいほど、竹が侵入して竹林になってしまっています。
竹はさらに勢力を拡大しようと、隣の畑からうちの畑にまで根を伸ばしてきます。タケノコの段階で阻止できれば良いのですが、しばらく畑に行かずにいると既に背の高い竹になってしまっていたりします。
また、竹は背が高いので竹林の横のミカンの樹は日当たりがとても悪くなってしまいます。
日当たりを良くし、おいしいミカンをつくるため地主さんの許可を頂き、竹林を枯らすことにしました。
竹を枯らすには、連なっている地下茎をすべて枯らさないと効果がないようで、その方法は2つ。“連年皆伐”と“薬剤”による方法です。
“連年皆伐”とは、その字の通り毎年出てきた竹を伐採し衰弱させて枯らす方法で、“薬剤”は除草剤を使う方法です。
鳥取県の農林局の「竹の枯殺法」に詳しく載っています。
その中で環境に与える負荷等に配慮すると“連年皆伐”を推奨していますが、膨大な本数の竹を伐採し、処分することは現実的に難しく、今回はやむなく薬剤による方法にしました。
まずは、インパクトドライバーを使って竹に穴を開け、その穴に除草剤の原液を油さしを使って注入します。その後その穴をガムテープで穴を塞いで終了。
なおこの方法によって、周辺の植生への薬害は認められていないとのことです。
使用した道具はこれ


<左からガムテープ、油さし、インパクトドライバー、除草剤>


御覧の通り、葉が茶色く変色し、枯れ始めています。
一人で竹林の中に入って作業するのは、薄気味悪いものです。
風で竹と竹が擦れて、“ギッギッギー”と。。。。
竹が泣いているように聞こえます。

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