このみかんの枝に抱きついている虫は、みかんの木を枯らす最強の害虫
“ゴマダラカミキリ”なのですが、何か様子が変です。
体の節々から白い雪のようなものが吹き出ています。
最初はサンタクロースにでも変装しているのかと思っちゃいましたが。。。
実は、この白いものはカビなんです。ボーベリア菌と言う糸状菌に
感染して死んでいたのです。
今年この畑で3匹感染して死んでました。
自然界にはこうして昆虫の体に侵入して殺してしまう微生物もいるのです。
殺虫剤を使わない農家にとっては、このカミキリムシは手で捕殺するしか
術がないのですが、自由に空を飛んで移動するので、捕まえるのに手を
焼いているのです。
うちの畑に自然に存在するこの菌にはもっともっと頑張って増えてもらい
たいと思っています。
このボーべリア菌を培養した生物農薬も開発されています。