自然農法は有機農業に含まれるのか?

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農業関係の書籍では、自然農法は有機農業の一部と書かれています。

ある一面を捉えれば、そうなのでしょう。。。

「有機農業の推進に関する法律」による有機農業の定義は以下のとおりです。

  1. 化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない
  2. 遺伝子組換え技術を利用しない
  3. 農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する
    農業生産の方法を用いて行われる農業です。

確かに、化学合成された肥料や農薬を使わないという点においては、自然農法は

有機農業の一部かも知れません。

でもですね。自然農法家としては、モヤモヤするのですよ。。。。

自然農法を実践するうえで最大の難しさは何かというと、“無肥料”なのです。

土壌環境を整えて、人が肥料を施さなくても自然の循環の中で農作物が

自然に育っていくようにするのが、自然農法です。

一方、慣行栽培も有機農業も化学合成された肥料を使うか否かの違いは

あれど、作物に人為的に肥料を施すという点に於いては同じわけです。

農薬についても化学合成された農薬か否かの違いだけで、殺菌剤も殺虫剤も

使える訳で、基本的な農業技術は同じなんですよ。

という訳で、私の分類は下図のようになります。

いかがでしょうか?

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