この花なんの花かご存知でしょうか?
そうなんです。“クズ”の花なのです。
漢字で書くと“葛”です。根が“くず餅”とか風邪薬の“葛根湯”の原料になる蔓性の植物です。
隣の荒廃園から、うちのみかん畑に侵入して来て夏になると地面を被ってしまいます。
油断すると、みかんの木に巻き付いて木を覆ってしまう厄介な草なのです。
とても繁殖力が高く、地下茎で増殖するので葉っぱを刈っても簡単には退治できないのです。
厄介な草が侵入して来て困っていたのですが、調べてみるとこの草、“マメ科”なのです。
ってことは根粒菌が窒素固定をしてくれるってことですよ!!
肥料を与えない自然農にとっては、貴重な窒素の供給源になってくれるのです。
ミカンの木を覆うのさえ注意してやれば、土を肥沃にしてくれて秋には枯れてしまうので、
意外とこの草、いいんでないの!
実際、この草が地面を覆っているみかんの木たちは、とても元気が良いです。
さすがに葛が地面を覆っている畑はあまり無いと思いますが、試してみる価値はある
と思います。しばらく経過を観察します。