農家へのアンケート

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ちょっと古いのですが、2010年12月号の農業経営者という雑誌に生産者価格
と小売価格について農家にアンケートをとった記事が出ていました。
今回はその中で“慣行栽培”のデータをご紹介します。
慣行栽培というのは、農協を通して市場に持って行くので、その時の相場
によって、値段が決められます。
生産者価格と言うのは、その名の通り、農産物を出荷して農家の懐に入って
くる価格です。
ご覧の通り74%の農家が安いと感じています。

次に、小売価格についてです。これはお店で売っている値段ですね。
これについては、41%の農家がこれまた安いとしている反面、26%の農家が
高いと答えています。

こうしてみると、自分の育てた農作物が、安く買われて、安く売られている。
あるいは、安く買われて、高く売られていると感じており、損をしている意識
が強いようです。
そこで、小売価格と生産者価格がどのようになっているのか、調べてみました。
あるシンクタンクのデータがネットに出ていましたので、その数字をグラフ
にしてみると以下の通りです。
小売価格を100%とした場合のマージン率


仮に1パック298円のみかんで、それぞれのマージン額を見てみましょう。
小売(スーパーなど) 110円
仲卸 ・・・・・・・・ 60円
市場 ・・・・・・・・ 12円
農協 ・・・・・・・・ 41円
農家 ・・・・・・・ 75円

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