成功する人間たちの多くは、最初から成功する方法を分かっていたわけではない。数限りない「スモール・ベット」を繰り出しながら、当たったところで本勝負に出るというやり方をしていることが多い。
新しいことを試みるには、それが成功するかどうかの分析が必要なのだが、その分析のためには学習も経験も必要だ。だからこそ、「スモール・ベット」の概念が必要なのだ。
「スモール・ベット」は、言ってみれば、「失敗しないために、先に1000回失敗しておく」という方法だ。
今できることから、さっさとやっておく。そして、失敗したら、その都度、改善と工夫を繰り返して再度チャレンジし、金脈が見つかったらそこに大きく打って出る。
エジソンは電球を光らせるまで2万回も失敗したが、最後に「光らせる」ための素材を発見した。2万回がなければ、電球は発明されていなかった。
重要なのは、エジソンが1回の失敗で資産が吹き飛ぶような賭けをしていたら、電球は永遠に発明されなかったということだ。それは、スモール・ベットでなければならなかったのである。
電球ですらも無数の試行錯誤が必要なのに、まさか自分の人生の賭けが「一度」で成功すると思ったら大間違いである。人生を賭けるには、その前に「スモール・ベット」が行われていなければならない。
「ありとあらゆる失敗をして、最後に残ったのが正しいやり方である」という言葉がある。
その「最後に残った正しいやり方」を見つけるために「スモール・ベット」が必要なのである。自分で自分の面倒を見たいと思うのであれば、あなたも今日から失敗してみればいいかもしれない。
私はあなたが1000回でも2000回でも失敗してくれることを望む。そうすると、最後に正しいやり方を見つけ、それがあなたの人生の巨大な金脈になるはずだから……。
「失敗しないために、先に1000回失敗しておく」という意味 ←記事から抜粋
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振り返ると僕も就農してから、失敗ばかりです。。
ひょっとしたら喜ぶべきことなのでしょうか?(笑)
毎年、新たな取り組みをしていますが、“small bet ”のつもりが気がついた
ら“big bet”になっていたりして。。。。
農業って経験値がなかなか積み上がらないのですよ。基本1年1作だから。
仮に10年やっても10回しか作れて無いんです。
パティシエのように一日に何回も作れる訳ではないですし、おまけに作る
環境は毎回違う訳だし、更に悩ましいのは、時間が解決する場合もある
ので失敗だと思っても単に時間が足りないだけかも知れないのです。
記事に書かれているように1000回も2000回も失敗は出来やしません。
この先せいぜい30回が精一杯でしょう。生きている内に正しいやり方
を見つけることが出来るかどうかはわかりませんが、理想に向かって
スモールベットを繰り返して行きたいです。