この雨に濡れたボロボロの白い紙のようなもの。。。
何だかわかりますか?
最近、畑のところどころに落ちて?いるのです。
実はこれ、俗にいう“ハンペン”と言われるもので、ボロボロの紙ではなくて、
微生物のコロニーなんですよ。
自然栽培の本には、畑の微生物層を増やすために竹やぶなどの落ち葉の
下からこのハンペンを持ってきて堆肥などに入れて増やして畑に入れる方法
が書かれていますが、そんなことしなくても草を生やしておけば自然と微生物
は戻って来てくれるのです。
戻ってくる?って?
そうなんです。植物と微生物との共生関係は滅茶苦茶古いんですよ。
今から4億年前、植物が海から陸に進出した時からなんですから。
当時はまだ養分になる有機物が全く無い痩せた土で植物にとっては
生存することがとても過酷な状況の中、微生物が植物に養分や水を
補給してくれたいたのです。
この永々と築いてきている関係が、人間が手を加えた畑では、耕起・
農薬・化学肥料等により、微生物がいなくなってしまっているのです。
植物が自らの力で健康に育って行くためには、この切断されてしまった
微生物との共生関係を復活させることが必要なのです。
微生物は普段目視出来ないほど小さい存在ですが、こうしてコロニーを
確認出来たことで、狙い通りに畑に微生物が増えていることがわかり、
とても嬉しいです。