薔薇の香りの蚊取り線香

暑い!暑い!!暑すぎる~[emoji:e-2][emoji:e-2][emoji:e-2]
体がまだこの暑さに慣れていないからですかね。
ミカンの樹の木陰で雑草に埋もれて、ラジオを聴きながら一服中です♪

でね。畑仕事にこの時期無くてはならない、この蚊取り線香。
なんと薔薇の香りがするのです。
何て言うか。。。洗いたての服の洗剤の香りのような。お風呂の入浴剤のような
香りがして、とても気持ちが安らぐのです。今一番のお気に入りです♪

もっと色んな香りがあると楽しいだろうなぁ。
え?都会では蚊取り線香なんて使いませんか?こちらでは昼に夜に一日中大活躍ですよ。

畑は虫だらけ。。。

今日は暑かったです。当地の最高気温31.8度。今年一番の暑さです。
そんな中、本日はミカンに“ソバカス”が出来る原因となる“枯れ枝”を切ってました。
すると、どこからともなく“ブーン”という低い羽音が。。。。
咄嗟に“こりゃヤバイ”と樹を離れました。
羽音のした辺りを調べてみると、ありましたよ。昨年4回も刺してくれた
足長蜂の巣が!

まだ、作りたてで女王蜂一匹だけのようです。
可哀想ですが、このままでは仕事が出来ませんので、明日駆除します。
お昼に家に帰って、ご飯食べてたら、何やら襟足のあたりがモゾモゾするんです。
何気なく手で触ってみると“フニャ”っとするものがありました。
ビックリして払い除けたら。。。

アゲハ蝶の幼虫でした。(汗)
さてさて、此奴どうしてくれようか。。。。
都会の皆さんにとっては、アゲハ蝶って綺麗だし大切に育ててやったら?
って思うかも知れませんが、私たちみかん農家にとっては困った虫なんです。
一番困るのが春に植えたミカンの苗木から発芽した新葉を食べちゃうんです。
苗木ですから、その後の生育に大きく影響します。
なので、食べてるのを見つけた時は、頭に来て“握り潰してしまいたい!”
と言う衝動に駆られますが、その気持ちを必死に抑えて。。。。
遠くに投げるんです。
と言うことで、今回も此奴が餌に困らなくて、迷惑にならない所に逃がしてやり
ました。
気温が高くなると畑は“昆虫ワールド”です[emoji:e-260]
家もです。(涙)

雨が降らないよ~。

キウイ。ちゃんと受粉出来て、こんなに大きくなってま~す♪

ただ、果実が一番肥大する時期なのに雨が降らないので、心配になって潅水を
始めました。
台風が来るというので雨を期待していたのに。。。。
こちらは空振りのようですね。[emoji:e-260]

リンゴが一人の女性の命を救った!

昨年の夏に“いのちの林檎”という映画が上映されました。木村さんの林檎が一人の女性の命を救ったのです。


作品あらすじ

化学物質過敏症の早苗さんは、近所のゴルフ場の農薬散布で息ができなくなり、母と二人で呼吸できる場所を探して車で旅にでる。しかし農薬や排気ガスで発作を起こし、旅は困難を極める。二人が辿りついたのは標高千メートル地点でのテント生活。しかしそのテント生活も安全ではなかった。また大阪の入江さん一家の長男紘司さんと次男茂弘さんは、学校の無理解から重症の道のりをたどることになる。
化学物質過敏症とは

人々は地球環境にようやく危機感を持ち始めました。
地球が危ない」 「CO2削減だ」 「昆虫が汚染されて絶滅種が増える」
報道では毎日のように同じ言葉が繰り返し流されています。しかし危ないのは地球環境だけでしょうか。実は我々の身体も様々な化学物質に汚染され続けているのです。住んでいる家から、食べ物から、外を歩けば排気ガス、電車にのれば殺虫剤、煙草の煙、街路樹の農薬、しらずしらず化学物質を鼻から喉から皮膚から吸収し、身体の中に溜めこんでいます。そしてその蓄積が、ある日突然限界点に達した時、化学物質過敏症を発症します。
発症すると、つい昨日まで使っていた生活必需品が牙をむいて襲いかかってきます。合成洗剤、消臭スプレー、芳香剤、柔軟剤、化学物質の僅かなニオイも耐えられなくなり、頭痛や吐き気、呼吸困難などを引き起こしてしまう、そんな恐ろしい病気が、化学物質過敏症なのです。
いのちの林檎 とは
弘前市の林檎農家 木村秋則さんの林檎、奇跡の林檎と呼ばれている。17年の歳月の末、無肥料無農薬で実った林檎。
早苗さんと林檎の出会い

このドキュメンタリーの主人公早苗さんは、自宅の新築でシックハウスになった後、近所のゴルフ場の農薬散布で化学物質過敏症を発症しました。しかし病名がわかるまで6年かかり重症になってしまいました。
そして ある日突然、お鍋から食器から食べ物から全てに拒絶反応が起こり、水が一滴も飲めなくなったのです。水が飲めなくなって4日間、脱水症状があらわれはじめました。こんな時、普通の病人だと救急車を呼んで病院で点滴ですが、この病気は化学物質だらけの救急車にも乗れないし消毒液や化学薬品が充満している病院にも行けません。母道子さんは、専門医にどうしたらいいか問い合わせましたが、専門医の答えは「浄水器を替えなさい」でした。だが浄水器を替えても上手くいかず、途方に暮れたといいます。その後、自然食品屋さんに次から次へと電話をし「娘が口にできるものはないかと」たずねました。そして十何件目で「うちに無肥料で無農薬の林檎があるから、試してはどうか」と言われ、その林檎を手に入れ、早苗さんの身体の中に林檎の水分が入り、生命の危機から脱することができました。その林檎が木村さんの林檎だったのです。

“奇跡のリンゴ”上映していますよ♪

昨日から、“奇跡のリンゴ”が全国で上映されています。


木村さんのリンゴは“自然栽培”という方法で育てられています。
この“自然栽培”っていったい何?っていうのを木村さんのHPで説明されていますので、以下に転載します。

自然栽培の定義

自然栽培(Natural Farming-AK method)
外部から化学肥料、合成農薬、除草剤などの資材を投入せず、自然が持っている力を最大限引き出して栽培を行う農業。
【自然がもっている力】
・土壌微生物活性化による生態系内養分の循環促進⇒養分供給
・非病原性微生物の病原菌抑制効果((競合的排除システムCompetitive Exclusion Principle) )
・多様な微生物と植物の共生(内生菌群)による作物の自然免疫誘導効果
・天敵による害虫防除機能(多様な生物の共生に伴う自然界のバランス維持機能(生物間の相互作用))
この栽培の特徴は、自然に任せて放置する農法ではなく、土中の微生物も含め田畑を豊かな自然環境の状態に近づけて「作物が生育しやすいようにお手伝いをする」栽培方法であること。
栽培方法と作物の特徴

この栽培によって収穫した作物(米穀、野菜、果物等)は、「腐敗」するのではなく「枯れる」という性質を持ちます。
山中の木々の葉は、地面に落ちて枯れますが、そのままでは腐りません。
自然の力に満ち溢れた生命力のある作物も、同様に腐敗せずに枯れていきます
自然栽培は有機栽培とは違う

有機栽培(Organic Farming)
化学肥料や合成農薬などの資材の代わりに天然資材を投入して栽培を行う農業。
<天然資材…利用できる資材が日本の法律で決まっている>
・肥料として塩化カリ、硫酸カリ、炭酸カルシウム等
・農薬として木酢、硫酸銅、硫黄粉剤等
自然栽培(Natural Farming-AK method)
基本的に化学肥料や未熟堆肥等の栄養資材や、合成農薬、除草剤など、生物を殺す資材等は投入しない栽培。微生物の力を利用するが、外部から有効微生物などを直接投入する農法とは異なる。
自然栽培は土壌の内部から多種多様な微生物が共生できる環境を創り、バランスを整えながら作物本来の力を引き出してその生産性を高める栽培技術。
自然栽培は放置栽培とは違う

放置栽培は自然のなすまま何も手をかけない農業。
何もしないで放置すると樹木の勢いが弱り、病気や虫の被害を受ける。
自然栽培は各地域の異なる自然環境の中で、「作物の種類(個性)に合わせて最適環境を創る」ために、生産者の細やかな観察と積極的なお手伝いが必要。
その土台となる土づくりは最も大切な第一歩。
自然栽培は第三の農業革命

・第一の革命「緑の革命」

化学肥料、合成農薬(含;除草剤)、農地整備、品種改良
・第二の革命「遺伝子組み換え作物」

バイオテクノロジー大企業
〜ヒトの都合に合わせ、効率のみを求めた工業的生産〜
・第三の革命「自然栽培」(農業ルネサンス)

自然界本来の姿である生物の多様性とその共生関係を最大限利用し、自然の恵みと生命力が凝集されている食糧生産技術
〜自然界とヒトとが共存する持続的農業生産〜
自然栽培の利点

1.低コスト

化学肥料、農薬などの外部資材購入費の削減、それに伴う労働時間の減少
2.安全・安心な農産物

合成農薬、除草剤などの農業資材による健康被害の撲滅
3.地球環境保全

農業生産現場からの温暖化ガス(N2O:亜酸化窒素)の排出抑制
4.生物多様性の保全

農薬、除草剤散布による生物多様性破壊活動の阻止
5. 農地保全、過疎化の防止

安全な食糧生産への喜びと家庭菜園など一般消費者の農業への参入、 耕作放棄地の復元
6.健康増進機能

生命力豊かな食に伴う健康増進
腸管免疫産生向上による生体免疫力向上⇒病気予防に伴う医療費の削減