君は宿泊はもちろん出入りも禁止です!

2日振りに、みかんの収穫に畑に行ったら、土をゴゾゴゾした跡があったのです。

もしや?っと嫌な予感がして駆け足でみかん山を登って行ったら。。。。

既にイノシシがあちこちの木を食べまくってました~~~~。(涙)

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収穫はひとまずお預け。これ以上の被害を防がねばなりません。

兎に角、どこから入って、どこから出て行ったのか調べることにしました。

段々畑のてっぺんに登って畑の外周の柵をチェックしながら降りて行きました。

するとこんなものを見つけました。怒りで手が震えちゃっています。

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“神聖なうちのみかん畑で大きなうん◯までしやがって。。。。”などとブツブツ

言いながら、さらに下って行ったんです。

すると目の前の草がガサガサ音がして、突然イノシシが飛び出して来た

のです。

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まるで馬が走り去るような足音を立てて、物凄い速さで畑を横断して

柵に激突しながら山を降りて行きました。

いやぁ~ビックリしたのなんのって。。。腰が抜けそうになりました。

真っ昼間にうちの畑にイノシシがいたのですから!

通常イノシシは昼の間、ねぐらで眠っていて、日が落ちてから活動を

始めます。

???

ってことは、美味しいみかんが沢山生っているうちの畑を新しいねぐらに

して、寝てたってことですか?

確かに、うちの畑は草が生えてるから隠れる場所はいくらでもあるからね~。

でも、君は出入り禁止です!もちろん宿泊は厳禁です!!

その後すぐに、出入り口は厳重に封鎖いたしました。

 

 

 

 

ありがたい微生物!

このみかんの枝に抱きついている虫は、みかんの木を枯らす最強の害虫

ゴマダラカミキリ”なのですが、何か様子が変です。

体の節々から白い雪のようなものが吹き出ています。

最初はサンタクロースにでも変装しているのかと思っちゃいましたが。。。

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実は、この白いものはカビなんです。ボーベリア菌と言う糸状菌に

感染して死んでいたのです。

今年この畑で3匹感染して死んでました。

自然界にはこうして昆虫の体に侵入して殺してしまう微生物もいるのです。

殺虫剤を使わない農家にとっては、このカミキリムシは手で捕殺するしか

術がないのですが、自由に空を飛んで移動するので、捕まえるのに手を

焼いているのです。

うちの畑に自然に存在するこの菌にはもっともっと頑張って増えてもらい

たいと思っています。

このボーべリア菌を培養した生物農薬も開発されています。

 

 

 

戻ってきてくれました!

この雨に濡れたボロボロの白い紙のようなもの。。。

何だかわかりますか?

最近、畑のところどころに落ちて?いるのです。

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実はこれ、俗にいう“ハンペン”と言われるもので、ボロボロの紙ではなくて、

微生物のコロニーなんですよ。

自然栽培の本には、畑の微生物層を増やすために竹やぶなどの落ち葉の

下からこのハンペンを持ってきて堆肥などに入れて増やして畑に入れる方法

が書かれていますが、そんなことしなくても草を生やしておけば自然と微生物

は戻って来てくれるのです。

戻ってくる?って?

そうなんです。植物と微生物との共生関係は滅茶苦茶古いんですよ。

今から4億年前、植物が海から陸に進出した時からなんですから。

当時はまだ養分になる有機物が全く無い痩せた土で植物にとっては

生存することがとても過酷な状況の中、微生物が植物に養分や水を

補給してくれたいたのです。

この永々と築いてきている関係が、人間が手を加えた畑では、耕起・

農薬・化学肥料等により、微生物がいなくなってしまっているのです。

植物が自らの力で健康に育って行くためには、この切断されてしまった

微生物との共生関係を復活させることが必要なのです。

微生物は普段目視出来ないほど小さい存在ですが、こうしてコロニーを

確認出来たことで、狙い通りに畑に微生物が増えていることがわかり、

とても嬉しいです。

 

練習始めました!

明日の晴れを約束するかのように、空が赤く染まっています。

夕闇にまぎれて今日から練習を開始しました。

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何の練習か?って?

そりゃぁ、あなた決まっているじゃないですか。

今回は当たっちまったのですよ。愛媛マラソン。。。。

リベンジを誓った前回は落選してガックリしていたのですが、

今回も当たらないだろうと安易な気持ちで応募したら当たっ

ちまったんです。

入金しようかしまいか、悩んでいたのですが締切日の前日、

ホリエモンのアイアンマンレース完走のTVを見てスイッチが

入っちゃったんです。

挑戦する!って素敵ですよね❤

 

子供が小さいころ、谷川真理主催のマラソン大会に親子で

出場したことがありました。

親子マラソンsss

このことが影響したのかどうかは、わかりませんが息子は高校で

陸上の長距離やっています。

親子の脚力の差はあの頃と正反対になってしまっていますが、

いつか愛媛マラソンを一緒に走れたらなぁと思っています。

 

クズどもが畑にやって来ちゃったwwww

この花なんの花かご存知でしょうか?

葛の花

そうなんです。“クズ”の花なのです。

漢字で書くと“”です。根が“くず餅”とか風邪薬の“葛根湯”の原料になる蔓性の植物です。

隣の荒廃園から、うちのみかん畑に侵入して来て夏になると地面を被ってしまいます。

油断すると、みかんの木に巻き付いて木を覆ってしまう厄介な草なのです。

とても繁殖力が高く、地下茎で増殖するので葉っぱを刈っても簡単には退治できないのです。

厄介な草が侵入して来て困っていたのですが、調べてみるとこの草、“マメ科”なのです。

ってことは根粒菌が窒素固定をしてくれるってことですよ!!

肥料を与えない自然農にとっては、貴重な窒素の供給源になってくれるのです。

ミカンの木を覆うのさえ注意してやれば、土を肥沃にしてくれて秋には枯れてしまうので、

意外とこの草、いいんでないの!

実際、この草が地面を覆っているみかんの木たちは、とても元気が良いです。

さすがに葛が地面を覆っている畑はあまり無いと思いますが、試してみる価値はある

と思います。しばらく経過を観察します。