17年ぶりに復活しました!

昨日、私たちの村の“とんど祭り”が17年ぶりに復活いたしました!

“とんど”の作り方は村毎にまったく違っていて、私たちの村のとんどを

作れる人が僅か数人となり、どの人もかなりの高齢となっているので、

伝統文化の承継のため、1年でも早く復活させ若い人達にその技術を

伝えることが焦眉の急となっていたのです。

昨年の瀬戸内しまのわで村を元気にしようと結成した“クチスボオール

スターズ”のメンバーが人と人とを絆ぐ触媒となって、17年間中断して

いた“とんど祭り”の開催にこぎ着けることが出来ました。

口総とんど

出発前、磐座八幡神社の神官に祝詞をあげて頂きました。

口総とんど

一人がとんどの歌を歌い、他の人達が全員であいの手を入れながら歌に

合わせて引っ張ります。歌の節回しが難しい上にとんどを引っ張るタイミン

グも決まっているので、長老に“違う!”と再々怒られました。

怒られながらも和気あいあいとみんな笑顔で楽しそうに歌いながらとんどを

引っ張ってました。

口総とんど

神社の池の土手に到着。そこで火をつけて燃やしました。

長老に教わりながら3日かかって作りましたが、あっという間に燃えて

しまいました。

口総とんど

村の老人クラブが主催となり、今後も毎年実施してくれることになりました。

まだまだ参加人数が少ない小さな小さなお祭りですが、これから年々輪を

広げて行って、よその村に負けない賑やかなお祭りに育てて行ければと

思っています。

 

グラマラスな彼女

最近、チャボのピー助くん昨春産まれたアローカナの娘にひどくご執心なの

です。なんたってこの彼女とってもグラマーなのです。

ピー助の4倍くらい体が大きいです!

アローカナとチャボ

ピー助君、無謀にも彼女の上に乗っかって一生懸命 頑張ろうとしますが、

悲しいかな物理的にどうやっても届きません。

先日、彼女をアローカナの本当のお父さんとお母さんの元で育てようと

両親の住む小屋に入れたのですが、体の色が全く違う彼女を物凄い勢いで

突っつき回すのです。

かわいそうになって直ぐにピー助の小屋に戻しました。

これがお父さんとお母さんです。両方とも真っ白なのですよ。どうしてあんな

に茶色い子が産まれたのか不思議でなりません。

アローカナ

もともとアローカナは掛けあわせて出来た品種らしいのですが、珍しい青い

卵を沢山産むように更に多くの品種と交配されているそうなので、こういう

こともあるのですね。この娘は毛の色と一緒で卵は茶色い卵を産みます。

 

 

 

small bet

成功する人間たちの多くは、最初から成功する方法を分かっていたわけではない。数限りない「スモール・ベット」を繰り出しながら、当たったところで本勝負に出るというやり方をしていることが多い。

Grunge_gambling

新しいことを試みるには、それが成功するかどうかの分析が必要なのだが、その分析のためには学習も経験も必要だ。だからこそ、「スモール・ベット」の概念が必要なのだ。

「スモール・ベット」は、言ってみれば、「失敗しないために、先に1000回失敗しておく」という方法だ。

今できることから、さっさとやっておく。そして、失敗したら、その都度、改善と工夫を繰り返して再度チャレンジし、金脈が見つかったらそこに大きく打って出る。

エジソンは電球を光らせるまで2万回も失敗したが、最後に「光らせる」ための素材を発見した。2万回がなければ、電球は発明されていなかった。

重要なのは、エジソンが1回の失敗で資産が吹き飛ぶような賭けをしていたら、電球は永遠に発明されなかったということだ。それは、スモール・ベットでなければならなかったのである。

電球ですらも無数の試行錯誤が必要なのに、まさか自分の人生の賭けが「一度」で成功すると思ったら大間違いである。人生を賭けるには、その前に「スモール・ベット」が行われていなければならない。

「ありとあらゆる失敗をして、最後に残ったのが正しいやり方である」という言葉がある。

その「最後に残った正しいやり方」を見つけるために「スモール・ベット」が必要なのである。自分で自分の面倒を見たいと思うのであれば、あなたも今日から失敗してみればいいかもしれない。

私はあなたが1000回でも2000回でも失敗してくれることを望む。そうすると、最後に正しいやり方を見つけ、それがあなたの人生の巨大な金脈になるはずだから……。

「失敗しないために、先に1000回失敗しておく」という意味 ←記事から抜粋

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振り返ると僕も就農してから、失敗ばかりです。。

ひょっとしたら喜ぶべきことなのでしょうか?(笑)

毎年、新たな取り組みをしていますが、“small bet ”のつもりが気がついた

ら“big bet”になっていたりして。。。。

農業って経験値がなかなか積み上がらないのですよ。基本1年1作だから。

仮に10年やっても10回しか作れて無いんです。

パティシエのように一日に何回も作れる訳ではないですし、おまけに作る

環境は毎回違う訳だし、更に悩ましいのは、時間が解決する場合もある

ので失敗だと思っても単に時間が足りないだけかも知れないのです。

記事に書かれているように1000回も2000回も失敗は出来やしません。

この先せいぜい30回が精一杯でしょう。生きている内に正しいやり方

を見つけることが出来るかどうかはわかりませんが、理想に向かって

スモールベットを繰り返して行きたいです。

 

 

 

 

 

子牛の通った小道

野原があった。

そこへ一匹の子牛がやって来た。

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子牛は気まぐれに、くねくね曲がりながらその野原を通って行った。

その翌日、狩人に追われた鹿がやって来た。

鹿は子牛の通った草がねている後を逃げて行った。狩人がその後を

通って追って行った。

草はますます踏みつけられ、はっきりと曲がった道が出来た。

その次の日は羊が来た。羊はその曲がりくねった小道を、曲がりくねって

いると不平を言いながら通って行った。

しばらく経って、今度は旅人が来た。旅人もその曲がった道を通って行った。

こうして、草は取れ土面が顔を出し、曲がりくねった小道が出来上がった。

こうなると村人も旅人も馬車も犬もそこを通る。

月日は矢のように流れ、その曲がりくねった小道は大通りになった。

村の家々はその大通りに沿って曲がりくねって建てられて行った。

瞬く間にそこは大都会の中心街となった。鉄道が敷かれたが、その

線路も道に沿って曲がって行った。

何十万人もの人々が今もなお300年前も昔に通った子牛に導かれ

くねくね曲がりながら通って行く。

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“非まじめのすすめ”という本に出てました。

漫然と前例や慣習に従うのではなく、“何のために”するのかを深く考え

本質を見抜く目を養いたいです。