早生みかんの糖度

11月に入り、極早生みかんに代わって早生みかんが黄色く色づいて来ました。
今年は8月9月の果実の肥大期に台風による大雨で、例年に比べて糖度が低い
ようです。
うちの畑でも7月中旬に糖度を計った時には8度~9度あったので、順調に育って
いると安心していたのですが、8月下旬に再び糖度を計った時には7度前後まで
下がっていたのです。正直滅茶苦茶焦りました。
うちのみかんは農薬を使わずに育てているので、見た目はあまりきれいではありません。その上、味も美味しくないとなったら。。。。安心・安全だけでは
買って頂けないでしょう。
幸いにも大変厳しい天候だったにもかかわらず、ご覧のようにおいしいみかん
に育ってくれましたよん♪小玉は14度超えもありました♪♪

やはり、天候がどうあれ毎年“おいしいみかん”を育てるということが嗜好品である
みかんにとっては、一番重要なことだと痛感しました。
僕が就農してから約3年半ですが本当に毎年毎年天候が驚くほど違います。
そんな中で安定しておいしいみかんを育てる技術を確立しなければ、農業という
事業は成り立って行きません。直販をしている場合はなおさらです。
今年のような大変厳しい気象条件の下、納得できる糖度まで持っていけた
ということは、これまでやってきた事が間違いではなかったと確信できました。
まだまだいろいろと試してみたいことがあるので、

Make a difference!”

日々、より良く変化していきたいと思っています。

世界人口70億人 だいじょうぶ?

世界の人口が10月31日で70億人になったそうです。
今世紀末には100億を突破するとか。。。
果たして地球はこれだけの人を養っていけるのでしょうか?
嗜好品とはいえ、作物を育てている者として食料のことが
とても心配になります。
そんな折、2年前に書かれたこんなレポートを見つけました。
是非読んでみて下さい。
2050年の世界をいかに養うか 人口増と成長で深みにはまる食料問題

TPPの交渉には恐らく参加することになるのでしょう。
関税が撤廃されて安い農産物が海外から入ってきて、日本の食料自給率
は更に下がって行く。。。。
そして、上のレポートの最後に書かれているような事態が起こった時
いったいこの国はどうなるのでしょうか?
僕ら農家は土地があるから、いざとなったら自分たちで食べるくらいの
食料は自給していけますが。。。。。。
このTPPへの参加の是非についてよ~く考える必要があると思います。