みかん畑がわらび畑にwwww

ミカンの木の手前一面に茂っているこの草。。。。。

ワラビ”なのです。

昨年まで、あちこちにチョコっとだけ生えていて、特に気に留めていなかった

のですが、今年は他の草を抑えて畑が一面“ワラビ”だけになってしまいました。

この“ワラビ”がみかん畑にとってどのような影響を与えるのか、とても興味が

あります。

ワラビ”から“わらび餅”がつくられるように、ワラビの根や茎には澱粉を豊富に

含んでいます。

ブドウ糖が沢山つながったものが澱粉ですから、ひょっとしたら畑に養分を供給

してくれるかもしれません。。

それと下の写真のように枯れると葉っぱが地面を何重にも覆いつくすので、土壌

微生物にとって、良い環境を整えてくれるのではないかと思っています。

更に、一度倒すと起き上がってこないので栽培上もそれほど邪魔にはなりません。

そして何より、春先にこの“ワラビの芽”を販売すれば収入を得られるのが素晴らし

いです。(笑)

これまでの草の多様性を図ることを目指してきたのとは逆行するのですが、“ワラビ

による草生栽培、試してみる価値はありそうです。

畑の土壌と同じことが人体内でも起こっていた!

3月20日の農業新聞に面白い記事が載っていました。

以下、その抜粋です。

こうした生活習慣病やメタボについての常識を覆すような新しい科学的な知見が、バイオテクノロジーの最先端から生み出されつつある。その一端を紹介したのが、英国の科学ジャーナリストであるアランナ・コリン氏の近著『あなたの体は9割が細菌』で、

ひと言で結論をまとめてしまえば、人類が20世紀半ばに天然痘やポリオや麻しんなどの伝統的な感染症を克服することができたのは、ペニシリンを筆頭とする抗生物質の発見と普及のたまものであるけれども、その抗生物質を“万能薬”であるかのように過信してむやみやたらに乱用するようになったために、人体内に共生して絶妙な働きをしている微生物を殺りくし、生態系バランスを破壊してしまい、その結果、アレルギーや花粉症、自己免疫疾患、過敏性腸症候群など消化器の病、自閉症などの心の病、そして肥満など、今までになかった現代病が蔓延した、というのである。

米国で65%もの人が過体重もしくは肥満であるという現状は、個人の意思薄弱や自己責任能力の欠如だけでは説明がつかない。しかし「肥満は抗生物質により誘発または促進された流行病だと考えれば、無益なダイエットよりも有効な方法を探す糸口が見つかるのではないか」と著者はいう。

先進国では必要以上に帝王切開による出産とミルク育児が増えて赤ん坊が“無菌化”し、医師が感染症を予防するために抗生物質を投与する。離乳して口にする肉類は、成長促進剤としての抗生物質をたっぷり含んだものだし、有機野菜と言ってもその鶏や牛のふんを肥料にしていれば、やはり抗生物質漬けである。

こうしてわれわれは、抗生物質の功罪という未知の課題に直面しつつあるのだが、それに立ち向かうには、まず、人体はヒト本来の諸機能と100兆個を超える微生物とが共生して初めて成り立っている絶妙精緻な生態系システムであるとの自覚が必要であることを本書は教えている。

ウサギの食糞wwwww

我が家の“クロ”ちゃんです。

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突然ですが。。。。ウサギって自分の糞を食べるって知ってました?

ゲゲゲッて思ったあなた。 それには深~い訳があるのです。

草食動物って草を主に食べていますが、草の細胞壁を作っている“セル

ロース”を不思議な事に自分で分解することが出来ないのです。

なので消化管の中に微生物を飼っている発酵タンクを持っていて、この

微生物に“セルロース”を分解してもらって、体に吸収しているのです。

この発酵タンクは進化の過程で設置している場所が草食動物によって

異なるのです。

進化している牛の場合は、消化管の一番最初である胃の中に持っています。

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発酵タンクの中では微生物がせっせとセルロースを分解するとともに、微生

物自体が、もの凄い速さで活発に世代交代を繰り返しています。

この微生物が高タンパクな体で出来ているので、牛の場合は草の栄養

に加えて、年取って役目を終えた微生物の死骸から高タンパクな栄養を吸

収することが出来るのです。ですから草だけ食べているのにあんなに沢山の

お乳を作ることが出来るのです。

一方、ウサギの場合は発酵タンクが消化管の最後の方にある大腸や盲腸の

あたりにあるので、草の栄養は吸収できても、微生物の死骸から高タンパク

な養分を吸収出来ずに糞として対外に排出されてしまうのです。

なので、この吸収されずに排出された微生物の栄養を吸収するために糞を

食べるのです。

翻って、草食動物ではない“ヒト”の場合は、もちろん発酵タンクは持っていない

のですが、大腸には沢山の腸内細菌が住んでいます。その腸内細菌の死骸の

栄養もウサギと同様に吸収されずに排出されているのだと考えられます。

人糞は現在堆肥として使われている牛糞や豚糞よりも上質の肥料なのかも

知れませんね。

 

 

ロゼットという生き方

植物にとって冬の過ごし方はとても重要な問題なのです。

冬の時代を生き抜いたものだけが麗らかな春の光を浴びることが出来るのですから。。。

植物が生きていくためには、太陽の光を受けて光合成をすることが必要です。

しかし、太陽の光を受けようと葉を広げると寒さをモロに受けてしまいます。かといって

葉を丸めていては太陽の光を受けることができません。

さてさて、寒さを避けながら太陽の光を受けるにはどうしたら良いのでしょう?

そこで考えられたスタイルがこの写真です。

そうです。地面に張り付いて放射状に葉を広げるスタイルです。

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胸飾りの“ロゼット”に似ていることから、この冬越しのスタイルを“ロゼット”といいます。

外気に当たる面積は葉の表面だけ、葉の裏側は暖かい地面に守られています。

そして葉は太陽の光を目一杯受けられるように重ならずに放射状に広げています。

タンポポやオオバコ、ナズナ等がこのスタイルを選択しています。

とっても合理的ですね!

でも、ロゼットの秘密はそれだけではありません。

タンポポは冬の間、ただ地面にひれ伏して寒さに耐えているだけではありません。

精一杯広げた葉に受けた太陽エネルギーで光合成を行い、地面の下の根っこに

栄養を蓄えているのです。

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考えてみてください。冬の寒さを乗り切る最も安全な方法は種子です。

何も寒い冬の時期に葉を広げる必要は無いのです。

それでもなお、冬に葉を広げて頑張っているロゼットがいます。

春が来ない冬はない。。。。

やがて辛かった冬も終わり、暖かな季節が訪れると、じっと耐え忍んでいたか

に見えたロゼットは蓄えていたエネルギーで茎を伸ばし、一気に花を着ける

ことが出来ます。

土の中で安全に冬を越していた種子は芽を出しても、花を着けるまでに時間を

要します。

冬の時代の頑張りが、そのまま春の成功につながるのです。寒さの中で沢山の

栄養分を蓄えた株ほど大きく成長し、沢山の花を咲かせることが出来ます。

冬があるからこそロゼットは他の植物に対して優位な立場に立つことが出来た

のです。そう考えるとロゼットにとって厳しい冬の時代は決して耐え忍ぶものでは

なく、成功するために不可欠な勝負の時期なのです。

ロゼットは冬の寒さに逃げること無く、冬の時と向き合って生きる道を選びました。

そして、冬の寒さを味方につけ成功のために無くてはならないものにまでしたのです。

私たちも春に備えてエネルギーをしっかり蓄えるとしようではないか!

「植物」という不思議な生き方より抜粋

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厳しい冬の時期をどのように過ごすのか?ロゼットの生き方、とても勉強になりました。

運転手はピー助

忘れ物を取りに畑に行くために車に乗ろうとしたら、散歩中のピー助が

寄ってきたので、助手席に乗せて一緒にドライブしました。

畑について、助手席に不安げに座っているピー助に“少しの間そこで

待っててね♪”と声をかけ、急いで忘れ物を取って車に戻ってくると、

“帰りはオイラが運転するぜ!”っとピー助がハンドルを握って待ってました。(笑)

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