野菜スープのファイトケミカルはジュースの数百倍!

先日、新聞を読んでいたら新型野菜スープで、やせる!若返る!病気が治る!”と言う雑誌の記事が目に留まりました。
サブタイトルの中に、“ガンも撃退”というのと“若返り成分ファイトケミカルが生ジュースの数百倍”というのがとても気になり、早速アマゾンから取り寄せました。

昔、一時流行りましたよね。僕も若いころ暴飲暴食がたたって、甘い匂いのするおしっこが出始めたので、1年くらい飲んでました。
記事には、ファイトケミカルがたっぷり溶け込んだ野菜スープを日常的に飲むことで、体の機能を調整し、病気と闘う力を高めてくれると書かれています。
ファイトケミカルの“ファイト”はギリシャ語で“植物”、ケミカルは英語で“化学成分”の意味です。つまり植物が作り出した天然の機能成分のことす。
植物は太陽光を利用して光合成を行い、エネルギーを得ています。ところがこの太陽光の強い紫外線は強い毒性のある活性酸素を発生させ、細胞を傷つけます。そこで植物はこの活性酸素の害を中和する物質を作るようになりました。
一方、我々動物はファイトケミカルを作ることはできません。ですから植物からファイトケミカルを摂取するしか方法がないのです。
このファイトケミカルは体の成分やエネルギー源にはならないのですが、細胞を錆びさせる活性酸素の害を抑える抗酸化作用や、免疫のバランスを調整する作用など、非常に大切な働きをします。
5大栄養素には無い抗酸化作用免疫増強作用抗がん作用が強力で、この機能こそ、現代の私たちの体が最も必要としているものなのです。
このファイトケミカルは、その多くが植物の細胞や細胞膜の中にあるため、細胞膜を壊さなければ、私たちの体内に吸収されないのです。
細胞や細胞膜は包丁で刻んだり、ミキサーで粉砕した程度では壊れません。
細胞膜を壊す最も簡単な方法が、加熱することです。ファイトケミカルは熱に強いので、加熱しても効力は失われません。
野菜を煮てスープにすると、スープの中にファイトケミカルが溶け出して来ます。
下図を見てください。熊本大学医学部の前田浩教授らの研究によると、ゆで汁(スープ)には、生の絞り汁(ジュース)の数百倍の抗酸化力があります。

滅茶苦茶驚いたのですが、一番上に載っている“人参の葉”のゆで汁と一番下に載っている“人参”の絞り汁の抗酸化力の差はなんと10,000倍です[emoji:e-2][emoji:e-2]
菜園で育てている人参を間引きした葉っぱ。これまでウサギに食べさせたり、捨てたりしていましたが、そんなもったいないことをしている場合ではありません。(笑)
早速、間引きした人参のスープをつくってみました。もちろん葉っぱ入りです。

青臭くて飲めないんじゃないかと心配していましたが、出来たスープはとっても美味しいです!

僕はこの記事を信用して、しばらく飲んでみようと思っています。作り方はとっても簡単ですし、身近にある野菜で作れるので、興味のある方は読んで見て下さいね。

あなたが支払ったコーヒー代はどこに行く?



コーヒーは世界で最も日常的な飲物。全世界での1日あたりの消費量は約20億杯にもなる。大手企業がコーヒー市場を支配し、石油に次ぐ取引規模を誇る国際商品にしている。私たちは「おいしいコーヒー」にお金を払い続けている。しかし、コーヒー農家に支払われる代価は低く、多くの農家が困窮し、農園を手放さなくてはならないという現実。
一体なぜ?

このパラドックスが最もよく現われているのが、コーヒーの原産国エチオピアだ。
その原因は、国際コーヒー協定の破綻による価格の大幅な落ち込み、貿易の不公正なシステム。
農民たちは教育を受けることも、食べることもままならず、貧困にあえいでいる。
エチオピアでは毎年700万人が緊急食糧援助を受けており、緊急支援に依存せざるを得ない状況にある。しかし、アフリカの輸出シェアが1パーセント増えれば年700億ドルを創出できる。この金額はアフリカ全体が現在受け取っている援助額の5倍に相当する。必要なのは援助ではなく、自立を支援するためのプログラムなのだ。
エチオピアの74000人以上のコーヒー農家を束ねるオロミア州コーヒー農協連合会の代表、タデッセ・メスケラは、農民たちが国際市場で高品質で取り引きされるコーヒー豆の収穫のために奮闘するかたわら、公正な取引(フェアトレード)を求めて世界中を飛び回る。
コーヒー産業の実態を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとするタデッセの戦い。生産者、企業、消費者。コーヒーが飲まれるまでの道のりに、深いドラマがある。1杯のコーヒーを通して、地球の裏側の人々の生活と世界の現実を、あなたは深く知ることになるだろう。
映画“おいしいコーヒーの真実”
より

エチオピアほど酷くはないにしても、国内農業も同じ問題を抱えています。
だからこそ農家になる人が減っているのでしょう。
幸いにもネットの普及により、生産者が直接消費者の皆様に農作物を販売出来る道が開けてきていますが、未だに大部分の農家は市場流通を使わざるを得ないのが現実です。

あなたが支払った“ミカン”代はどこに行く?
←過去記事

リンゴが一人の女性の命を救った!

昨年の夏に“いのちの林檎”という映画が上映されました。木村さんの林檎が一人の女性の命を救ったのです。


作品あらすじ

化学物質過敏症の早苗さんは、近所のゴルフ場の農薬散布で息ができなくなり、母と二人で呼吸できる場所を探して車で旅にでる。しかし農薬や排気ガスで発作を起こし、旅は困難を極める。二人が辿りついたのは標高千メートル地点でのテント生活。しかしそのテント生活も安全ではなかった。また大阪の入江さん一家の長男紘司さんと次男茂弘さんは、学校の無理解から重症の道のりをたどることになる。
化学物質過敏症とは

人々は地球環境にようやく危機感を持ち始めました。
地球が危ない」 「CO2削減だ」 「昆虫が汚染されて絶滅種が増える」
報道では毎日のように同じ言葉が繰り返し流されています。しかし危ないのは地球環境だけでしょうか。実は我々の身体も様々な化学物質に汚染され続けているのです。住んでいる家から、食べ物から、外を歩けば排気ガス、電車にのれば殺虫剤、煙草の煙、街路樹の農薬、しらずしらず化学物質を鼻から喉から皮膚から吸収し、身体の中に溜めこんでいます。そしてその蓄積が、ある日突然限界点に達した時、化学物質過敏症を発症します。
発症すると、つい昨日まで使っていた生活必需品が牙をむいて襲いかかってきます。合成洗剤、消臭スプレー、芳香剤、柔軟剤、化学物質の僅かなニオイも耐えられなくなり、頭痛や吐き気、呼吸困難などを引き起こしてしまう、そんな恐ろしい病気が、化学物質過敏症なのです。
いのちの林檎 とは
弘前市の林檎農家 木村秋則さんの林檎、奇跡の林檎と呼ばれている。17年の歳月の末、無肥料無農薬で実った林檎。
早苗さんと林檎の出会い

このドキュメンタリーの主人公早苗さんは、自宅の新築でシックハウスになった後、近所のゴルフ場の農薬散布で化学物質過敏症を発症しました。しかし病名がわかるまで6年かかり重症になってしまいました。
そして ある日突然、お鍋から食器から食べ物から全てに拒絶反応が起こり、水が一滴も飲めなくなったのです。水が飲めなくなって4日間、脱水症状があらわれはじめました。こんな時、普通の病人だと救急車を呼んで病院で点滴ですが、この病気は化学物質だらけの救急車にも乗れないし消毒液や化学薬品が充満している病院にも行けません。母道子さんは、専門医にどうしたらいいか問い合わせましたが、専門医の答えは「浄水器を替えなさい」でした。だが浄水器を替えても上手くいかず、途方に暮れたといいます。その後、自然食品屋さんに次から次へと電話をし「娘が口にできるものはないかと」たずねました。そして十何件目で「うちに無肥料で無農薬の林檎があるから、試してはどうか」と言われ、その林檎を手に入れ、早苗さんの身体の中に林檎の水分が入り、生命の危機から脱することができました。その林檎が木村さんの林檎だったのです。

いのちの食べ方。

“FOOD INC.”を調べている中で、偶然見つけたこの映画。
是非とも観ておきたい映画です。


「いただきます」って、だれに言いますか?
「食」の不安は、「食」を知ることでしか解決できない!
きっと、誰かに教えたくなる。食べ物があなたの食卓に並ぶまでの、驚くべき旅。
私たち日本人が1年間に食べるお肉(牛・豚・鳥)は約300万トン。だれもが毎日のように食べている膨大な量のお肉。でも、そもそもお肉になる家畜は、どこで生まれ、どのように育てられ、どうやってパックに詰められてお店に並ぶのだろう? 本作は、そんな私たちの生とは切り離せない「食物」を産み出している現場の数々を描いたドキュメンタリー。世界中の人の食を担うため、野菜や果物だけでなく、家畜や魚でさえも大規模な機械化によって生産・管理せざるをえない現代社会の実情。ピッチングマシンのような機械で運ばれるヒヨコの群れ、わずか数秒で解体される魚、巨大なマジックハンドで揺すぶり落とされる木の実、自動車工場のように無駄なく解体される牛…etc。まさに唖然とするような光景の連続。その生産性の高さと、時に絵画のごとく美しい撮影に驚愕しつつも、改めて私たちが生きていることの意味が問い直される!

Food Inc. と言う映画知ってます?

メイクアップアーティストのHIROKOさんから教えて頂いた“FOOD Inc”と言う
映画、調べて見ました。
“>

以下オフィシャルサイトから転載です。






以前、“未来の食卓”と言う映画があることを知った時にこれは絶対に観て
おかなければ。。。と思いましたが、今回のフード・インクも全く同じ気持に
なりました。hirokoさん情報ありがとうございます。
未来の食卓の過去記事です。
その1

http://s2f.dtiblog.com/blog-entry-308.html
その2

http://s2f.dtiblog.com/blog-entry-311.html