今日は村の一斉草刈り日

私の住んでる村では、春のこの時期と、秋祭りの前の年2回、“一斉草刈り日”があります。各世帯一人づつ出て、村の主要な道路脇や川の中や土手を皆で一斉に刈払機を使って草刈りをします。


今年、初めて参加しました。
私たちの班は、7時半から始まって、11時前に終了しました。
畑で草刈りをやっているので、先輩方の足手まといにならずに出来ました。
終了後、車であちこち走ってみると、どの場所もきれいに草刈りが行われていて、とても気持ちが良いです。
こんな行事も田舎ならではですね~。

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ブラッドオレンジの接ぎ木のその後。

ブラッドオレンジ“モロ”の高接ぎ後の様子です。
無事、芽が出てきていますよ。


こうなると失敗。穂木が枯れてしまっています。奥のも枯れてます


台木を削る時に弓なりなってしまったので、活着が悪く枯れてしまったようです。成功率は60%くらいでしょうか。。。。
来年は、練習してもう少し上手に接ぎたいと思います。

一隅を照らそう

農園の名前ですが、「燦燦農園」とつけました。英語表記は「SUN2 FARM」です。
もともと“燦”という字が好きだったこともあるのですが。
“燦燦”を辞書で調べると“太陽などが光輝くさま”と出ています。
私が移住した大三島は瀬戸内海に浮かぶ島で、瀬戸内式気候に属し、降水量が少なく,晴天日数や日射量の多いことが特徴で、更に周りを海で囲まれているため冬も温暖なのです。
太陽と出会える日が多いので、そんな“燦燦と光輝く太陽の恵みを浴びて育った果物の農園”という意味でつけました。
“燦燦”と“SUN2”
漢字と英語が同じ発音で意味もほとんど同じで、なかなかいいでしょ?(笑)
ところで、“光輝く”と言えば昨日、比叡山延暦寺に行って参りました。
そこに立っていた石碑がこれ


「一隅を照らす」と言う言葉は比叡山を開かれた伝教大師・最澄の言葉だそうで、延暦寺関連のHPにこの言葉の意味についてこう書かれてありました。
“一隅(いちぐう)とは、今、あなたがいる、その場所です。あなたが、あなたの置かれている場所や立場で、ベストを尽くして照らして下さい。あなたが光れば、あなたのお隣も光ります。町や社会が光ります。小さな光が集まって、日本を、世界を、やがて地球を照らします。
あなたの一隅から世界を照らしましょう!一人ひとりが輝きあい、手をつなぐことができれば、みんなが幸せになり、すばらしい世界が生まれます。”と。
いや~いい言葉ですね。
改めて私もこの“燦燦農園”を通して、少しでも光輝き“一隅を照らす”ことができるよう精進して参りたいと思った次第です。

竹を枯らしています。 

今年はタケノコを沢山食べました。自分で採った上に、ご近所さんからも頂いて、もう食べ切れないほどでした。そんでもって採れたてなので、これがまたおいしいんだなぁ~。


そんなタケノコを提供してくれる竹林なのですが、私にとっては悩みの種なのです。
うちの畑の周りも耕作放棄地が増えていて、そんな荒らしている土地には、必ずと言っていいほど、竹が侵入して竹林になってしまっています。
竹はさらに勢力を拡大しようと、隣の畑からうちの畑にまで根を伸ばしてきます。タケノコの段階で阻止できれば良いのですが、しばらく畑に行かずにいると既に背の高い竹になってしまっていたりします。
また、竹は背が高いので竹林の横のミカンの樹は日当たりがとても悪くなってしまいます。
日当たりを良くし、おいしいミカンをつくるため地主さんの許可を頂き、竹林を枯らすことにしました。
竹を枯らすには、連なっている地下茎をすべて枯らさないと効果がないようで、その方法は2つ。“連年皆伐”と“薬剤”による方法です。
“連年皆伐”とは、その字の通り毎年出てきた竹を伐採し衰弱させて枯らす方法で、“薬剤”は除草剤を使う方法です。
鳥取県の農林局の「竹の枯殺法」に詳しく載っています。
その中で環境に与える負荷等に配慮すると“連年皆伐”を推奨していますが、膨大な本数の竹を伐採し、処分することは現実的に難しく、今回はやむなく薬剤による方法にしました。
まずは、インパクトドライバーを使って竹に穴を開け、その穴に除草剤の原液を油さしを使って注入します。その後その穴をガムテープで穴を塞いで終了。
なおこの方法によって、周辺の植生への薬害は認められていないとのことです。
使用した道具はこれ


<左からガムテープ、油さし、インパクトドライバー、除草剤>


御覧の通り、葉が茶色く変色し、枯れ始めています。
一人で竹林の中に入って作業するのは、薄気味悪いものです。
風で竹と竹が擦れて、“ギッギッギー”と。。。。
竹が泣いているように聞こえます。

テントウムシとカメムシ

畑を見て回っていると、黒い虫が元気よく上へ下へと動き回っていました。
よく見ると、赤い紋が二つある“ナミテントウ”でした。
きっと葉についているアブラムシを探していたのでしょう。


ところで、テントウムシを漢字で書くと「天道虫」と書きます。
ウィキペディアによると、由来は“太陽に向かって飛んでいくことから太陽神の天道からとられた”と書いてます。
次に天道を調べてみると、太陽神の他に、仏教の六道の一つで“神々や天人が住む世界”とのこと。
因みに六道とは
一、天道
二、人間道
三、修羅道
四、畜生道
五、餓鬼道
六、地獄道
だそうです。
それにしても、めちゃくちゃ良い名前ですね~。
この虫。何か神々しく見えて来ました。みかん農家にとってはアブラムシを食べてくれる有難い虫です。
続いて見つけたのがこの虫。カメムシです。


写真にも写ってますが、ストローのような口器を果実に刺して果汁を吸収します。
この口でズブっと吸われるとみかんのダメージは非常に大きいのです。
畑では会いたくない虫です。