日本の“未来の食卓”は大丈夫?

「未来の食卓」のDVDが届いて、続けて3回観ました。
南フランスの自然豊かな田舎の村「バルジャック村」が舞台なのですが、
こんな美しい村が農薬や化学肥料などの化学物質による環境汚染に晒さ
れていて、癌などの病気を患っている人々が沢山いることにショックを
受けました。
そして何より一番汚染の影響を受けているのが、言うまでもありませんが
農薬を散布している農家自身であると言うことです。
防毒マスクをして重装備で、スピードスプレーヤーに乗って農薬を散布する
シーンが何度も映しだされます。
農薬の調合のたびに鼻血が出たり、農薬散布後に排尿困難になったりするのだ
そうです。
自分も就農1年目はマスクして農薬散布してましたが、よく体に湿疹が出ました。
食べ物を育てる現場がこんなことになっているのを身を持って知り、愕然と
しました。
映画の舞台はフランスですが、果たして日本は大丈夫なのでしょうか?
驚く無かれ日本ではフランスの5倍もの農薬が使われているのですから。。。。
下図をご覧ください。OECDの2011年度の報告書によると、農地面積
当たりの農薬の使用量は世界で日本が2位ってご存知でしたか?
2008年の調査までずっと日本が1位だったのですが、最近お隣の韓国に抜かれて
2位になったのです。
今でも日本の農薬使用量はOECD加盟国の平均の何と17倍なんです!
   国別1キロ平方メートル当たりの農薬使用量(トン)
“どう食べるかはどう生きるか”ということ。
私たちの“未来の食卓”が健全で豊かな食卓になり、誰もが健康で豊かな
生活を送れるような社会にしたいですね。

無農薬の紅まどんな

昨年の春に接木した“紅まどんな”が今年1個だけ実ってました。
一切、手をかけずに放ったらかしだったのですが、意外やキレイでしょ。
ソバカスも着いてないし。。。ひょっとしたら病気に強いのかもしれません。
有機栽培に向いているのかも知れませんよ!
果肉がゼリーのような食感でオレンジ風味でとても美味しいです♪

“究極の紅茶”教室開催!

去る11月25日、以前当ブログでご紹介させて頂きました、山形県米沢市の
C’z cake&tearoomのオーナー山木さんが、はるばる来園して下さいました!
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無農薬無肥料栽培”に挑戦して、見事返り討ちに合い瀕死のみかんの樹と私を慰労
しに来て下さったのです。
更になんと“出張!紅茶&ケーキ教室”を開催して下さいました!!
生徒はうちの嫁さんも参加している当地区で島の活性化のための活動をしている
フレッシュ会のメンバー6人と私です。
紅茶教室は実際は全8回にわたって実施されている内容を1時間程度に簡単に
まとめて実施して頂きました。

この紅茶教室では、“美味しんぼ”の66巻で“究極の紅茶”として紹介されている
ダージリンの最高級茶葉である“SFTGFOP1”を使って行われました。
もちろん“オーガニック”です!

これが“究極”の紅茶です!

最初にダージリンの紅茶が栽培されている環境や1本の樹から採れる収穫量が
とても少ない茶葉であること、そして良い茶葉の見分け方を教わりました。
次に紅茶の入れ方です。紅茶は柑橘と同じで、春芽、夏芽、秋芽と3回芽が出る
そうで、それぞれ収穫する時期によって、春茶・夏茶・秋茶となります。
それぞれ味、薫り、色が違うのだそうです。
今回は春茶と夏茶を飲み比べましたが、明らかに色合いや風味が違い驚きました。
次にアッサムのミルクティーの入れ方を学びました。
これまで喫茶店で飲んでいたミルクティーとは違い、とてもコクのあるミルクティー
でした。寒い冬には心も体も温まります。
次のケーキ教室ではスコーンの作り方を教えて頂きました。
オーブンの調子がイマイチで少し焦げてしまいましたし、形がいびつですが、とても
素朴で美味しいスコーンの作り方のコツを教えて頂きました。

紅茶の勉強ができる機会は滅多にないので生徒さんたちにも大好評でした。
翌日は生憎の雨でしたが、当園の樹樹たちを慰労して下さり、大山祇神社を
お参りして帰られました。
かなり凹んでいた時だったので、心が温まり元気を頂けたお客様でした!
こんな素晴らしい出会いがあるから、百姓はやめられません♪
今回の件で、沢山のお客様からご心配頂き、励ましのメールやお手紙を頂戴しました。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
みかんの樹樹も踏ん張ってくれていますので、私も負けずに踏ん張ります。