キウイの赤ちゃんが順調に育っています♪

例年通り4月の下旬からキウイの開花が始まったので、

10連休のゴールデンウイークの期間中も、ずっ~~

~~~~~~~と毎日受粉作業をしておりました。

受粉作業は上を向いて、手を上げての作業なので、結構

しんどい作業のですが、今年はオーディオブックを聴き

ながら楽しく作業することが出来ました。

聴いていたオーディオブックというのが、これ

ドストエフスキーの『罪と罰』なのです。渋いでしょ(笑)

ずいぶん前に購入していたのですが、集中して聴いて

いないと、話の筋がすぐにわからなくなってしまうので、

途中で挫折してしまっていたのです。

出てくる人の名前がロシア名で独特で、しかも長いのです。

例えば、主人公の青年の名前が

ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ

主人公の友人の名前が

ドミートリィ・プロコーフィチ・ウラズミーヒン

ぼーっと聴いてると何が何だかわからくなっちゃうのです。

その点、受粉作業中は集中して聴くのに持ってい来いの環境

でした。

物語が大きく動き始めるや、物語に引き込まれて 上・中・下

の3巻、受粉作業中に完読ならぬ完聴してしまいました。

いやぁ本当に面白かったです!150年以上前に書かれた小説とは

思えませんでした。

集中しながら楽しく受粉作業が出来たおかげで、キウイの赤ちゃん

は今年も順調に育ってくれています♪

 

 

カラスのエンドウにくるまれて・・・

畑に“女竹”が侵入して繁茂して困っていたのですが、

昨年突然その“女竹”が枯れ始めたんです。

不思議に思っていたら、今春カラスのエンドウが

一面覆ってしまいました。

えんどう豆と同じ花の形で、サイズを小さくした

感じの可愛らしい花です。

昨日はとても過ごしやすい天候だったので、この赤い

花にくるまれて、ウトウトとお昼寝してしまいした。

まだ、虫はいないし、とっても幸せな時間でした💛

自然の営みって、ドラスティックに様相を一変させる

物凄いt力があるのです。

マメ科の植物は畑を肥やしてくれるので、この変化は

大歓迎です!

 

摘蕾しています。

先日、ようやく発芽したと思っていたら、もう既に芽が

こんなに伸びて蕾が膨らんでいました。

 

こりゃ~てーへんだ!ってんで。摘蕾を始めました。

木の負担を軽くし、なるだけ大きな果実をつけてもらえる

ようにするためです。

肥料を施さない自然農法では特に大切な作業になります。

この蕾を見ると赤い花が咲きそうですが、実際は黄色い

かわいい花が咲きます。

4月下旬ころから、受粉作業が始まります。

新しい棚を作っています!

昨年植えたキウイの苗が自然農法で順調に成長して

くれたので、新たな棚を作っています。

品種を6種類新たに追加して、7種類になりました。

・紅妃

・アップルキウイ

・ジャンボイエロー

・ジャンボレッド

・東京ゴールド

・ムーンライト

・香緑

の7種です。

面積もこれまでの5倍に広がります。

本格的に自然農法キウイ栽培に挑戦しま~す!

 

過食の害

ある本を読んでいたら、こんなことが書かれていました。

食べすぎは血の汚れにつながり、様々な悪しき状態を引き起こします。

米国ミネソタ大学のM.J.マレイ博士は、「飢餓が病原菌の感染に対して抑制的に働く」という論文を書いています。

・1975年M.J.マレイ博士らが飢餓のサハラ砂漠を訪れ、遊牧民に食糧を与えたところ、その食糧供給が始まってからまもなくして、突然にマラリアが発生してきたという事実。

・エチオピアのソマリア遊牧民に、飢餓のとき食糧の供給が行われると、マラリア、ブルセロージス、結核などが起こってきた。

・中世時代のイギリスにおける痘瘡(とうそう)は、貧しい人々より金持ちの人々をより多く苦しめた。

・第一次大戦中に発生したインフルエンザにおいては、十分に栄養の行き渡っている人々に最大の死亡率が示された。

・1939~45年の戦争のとき、ある過密状態にあったキャンプにおいて、低栄養状態におかれた人々が麻疹(ハシカ)やチフスに対して最低の罹患率を示した。

・極度に栄養状態の悪化している患者に、静脈から点滴により高栄養を与えると、重篤な感染症を起こしてくる例がしばしばあることがわかってきた。

こうした事象を説明するメカニズムとして同博士は「我々が食べる食物中の栄養素は、我々の身体の維持よりも病原菌の分裂、増殖の方に利用されるのだろう」と指摘しています。

つまり、

我々が生きていくのに必要最低限量以上の食物を身体の中に入れた場合、これが老廃物、余剰物となり、病原菌がはびこるための餌になるのです。

この現象は、動物にも現れます。

・インドにおいては乾季になり草木がなくなると、動物(家畜)の餌が少なくなり、動物はやせ細るが、そのとき家畜の罹患率は最低になる。モンスーンの季節になり、新しい草が茂り、それを食べて動物が太ってくると、動物の流行病が急に増えてくるのです。

                 (新・植物養生法 著 鶴見隆司より)

自然農法をはじめてわかったのですが、上記のことは何と植物にも言えるのです。

例えば、レモンを栽培していて、農薬の散布に失敗したときに、『かいよう病』という病気がかなりの確率で発生します。この病気は写真のようにレモンの果皮にお灸をすえたような黒いコルク状の病斑が出来ます。強風やレモン自身のトゲによってできた傷口から菌が侵入して感染すると言われています。

ところが、肥料を与えない自然農法では、かいよう病に罹患した果実は

ほとんど見当たりません。その他ダニやカイガラムシなどの被害も驚く

ほど減少します。(ソバカスだけは枯れ枝を除去しないと発生します。)

過食の害を植物の栽培を通じて実感しています。気をつけたいです。